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イベント・展示会

小鹿野バイクの森 ポップ吉村メモリアルコーナー開設イベントに行ってきました

次世代事業推進部の鈴木です。

11月27日(土)に、埼玉県秩父郡小鹿野町にある小鹿野バイクの森で行われた“伝承・ポップ吉村メモリアルコーナー”の開設イベントを見に行ってきました。

“ポップ吉村”(吉村秀雄)の名前は、バイクファンではなくても聞いたことがあるかもしれませんが、ヨシムラブランドの創業者です。
会場には、過去の写真や思い出の品々が展示されていて、ヨシムラというブランドの歴史、ポップ吉村の人となりを感じることが出来ました。

秩父の小鹿野町は、オートバイを通して町おこしを進めていて、多くのライダーが訪れているそうです。私のバイク好きの知人も、何度かツーリングで行ったことがあると言っていました。
二輪の歴史を作った偉大な足跡を感じることが出来る施設が小鹿野町に出来たことで、さらに多くの人が訪れる場所になると感じました。

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今回は、1983年の鈴鹿8耐に参戦したマシン、および今年の EWCシリーズチャンピオンを獲得
したヨシムラSERT Motulのマシンも展示されていました。
その2台ともエンジンを始動して、そのサウンドを体感してもらう特別なイベントもあり、100人以上は集まったと思われる多くのヨシムラファンからは歓声が上がっていました。

今年のEWCマシンは、開発に関わった渡辺一樹選手がセルスターターボタンを押しと、すぐにエンジンが始動して、軽やかに吹き上がるサウンドを響き渡らせていました。12月にウインターテストを控えているので、Maxの半分以下である4,000回転ほどまでに抑えたとのことですが、それでも迫力は十分でした。
1983年の鈴鹿8耐に参戦したマシンは、セルスターターが付いていないので押し掛けでの始動です。このイベントのため、エンジンがかかる状態までフルレストアをされたそうです。プラグがかぶり3気筒での始動になったハプニングもありましたが、プラグ交換をされた後、無事4気筒での素晴らしい咆哮が晴天の小鹿野の森に響き渡っていました。
チームディレクターの加藤さんからは、「1983年のマシンは創業者のポップ吉村が極限まで軽量化を進めてチューニングを手掛けたマシンです。現在開発しているEWCマシンのサウンドも、今日のように30年近く前のマシンが後世まで語られるようなものにしたいです。」というコメントをされていました。また、来年2022年のシリーズチャンピオンの獲得、2年連続優勝への抱負について自信を持って語られていたのが印象に残りました。来年は、ライバルチームからのチェックも厳しくなると思いますが頑張って欲しいですね。

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施設内では、「バイク弁当」が販売されていました。見ての通り燃料タンクの形をしたお弁当です。
結構ボリュームもあって美味しかったです。当然容器は持ち帰って楽しむことも出来ます。

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「伝承・ポップ吉村」展示コーナーは常設されているとのことです。
お近くに行かれる際には、小鹿野町「バイクの森」に立ち寄ってみてください。
一見の価値はあると思いますよ。